掲載日:2008年09月08日
近頃、下の弟がバイクの教習所に通っている。働いているので小金も貯まり、どうせならと中型免許を取ることにしたようである。
実は我が家にはバイクが一台ある。僕が昔、日芸の所沢校舎への通学でも使っていた「ベンリィ(BENLY)CL50」というホンダのバイクである。排気量は文字通り50ccなので、バイクの中型免許や大型免許は必要ない。原チャリすなわち原動機付きの自転車という扱いなので、普通車の免許さえあれば誰でも乗ることができる。
ただしクラッチ操作は特殊なので、おそらく初めての人はそうとう戸惑うだろう。僕も昔、交差点の真ん中で何度もエンストこいたものである。本当に怖かった。もちろんいまでも現役で、下の弟が通勤に使っている。
このベンリィ、僕がひきこもり時代に買った物だから、軽く10年以上は乗り回している計算になる。当時は公的な所属がない→とりあえず身分証明書が必要→原付免許を手に入れる→その際に購入という流れで手に入れた。同じ時期に上の弟が買ったホンダのスクーター、ディオ(Dio:ウリィイィィイ!ではない)は、とっくのとうに壊れて廃車になっている。これだけでもベンリィがいかに頑丈なのかがよくわかる。
実はこのベンリィの頑丈さには、わけがある。実はベンリィの中身はカブなのである。
先ほどクラッチ操作が特殊だと書いたが、ベンリィはエンジンがカブのものなのだ。カブとはすなわち「スーパーカブ」のことで、そば屋の岡持が出前の時に片手で運転していた例のヤツである。パワーはないが驚くほど頑丈で、リッター50㎞は軽く走るという文字通りのスーパーバイクだ。『R25』のランキンレビューによれば発売50周年、世界住で6,000万台を生産したという。
弟は中型免許の講習日程を無事にこなしている。もうバイクの選定を始めているようで、先日はホンダが良いかヤマハがよいかスズキかカワサキかと相談してきた。弟はビッグスクーターを手に入れたいようだが、カタログを見て、ベンリィ=カブの燃費の良さをあらためて感じて悩んでいる。
ちなみに僕はお金もないので、これからも真っ赤なベンリィに乗り続ける。当面、これ以上の乗り物を買う予定はない。車もバイクもいらないが、もうちょっと甲斐性は欲しいところである。