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疑似エコノミークラス症候群の恐怖

掲載日:2008年09月12日

昨日から首が曲げられません。首の後ろ、右の肩胛骨の内側が張っています。痛くてしょうがありません。寝違えたのかと思ったのですが、どうやら違います。筋を違えたようです。

変なテンションの罠

原因ははっきりしています。賃仕事で一晩中、背中を丸めてキーボードを叩き続けたせいです。他にたつきの道がないとはいえ、賃仕事はうんざりします。自分の内側からくる表現欲求とはまったく関係ないからです。そのため一気にやってしまおうと、自ずと一晩中、変なテンションでパソコンに向かうことになります。

そこで時々やってしまうのが、同じ姿勢で長時間、キーボードを叩くことです。集中しすぎるとおかしくなってくるのか、気づくといつのまにか長時間、おかしな姿勢でキーボードを叩いているのです

疑似エコノミークラス症候群の恐怖

以前、修士論文を書いているとき、こんなことがありました。修士論文は1月提出です。そのため前年の冬は長時間こもりきりでパソコンに向かうことになります。当時、僕は夜に執筆していました。3時のピークを過ぎてから調子が出てくるので、結局、朝まで一人きりでキーボードを打つことになります。

その時、僕は和室のテーブルに座椅子というスタイルで作業をしていました。いつでも手が届くように、テーブルのまわりに資料を広げながら、かがみ込むような姿勢でキーボードを打っていたのです。

襲ってくる急激な胸の痛み

ところがその日は、やはりおかしなテンションになっていたのか、なぜか正座長時間キーボードを打ち続けました。ふと気がつくと、もう朝です。空が白んできています。そのためそろそろやめるか、と執筆を切り上げて、立ち上がって大きく伸びをしようとしたその瞬間! 僕は急激な胸の苦しみに襲われたのです。

その時は胸が痛くて伸びをするどころか、胸も張れませんでした。かがみ込みながらよたよたと歩き、死んだら困ると親に状況を説明してから、ふらふらと布団に倒れ込みました。そして「とにかく寝て直そう。これで起きてまだ痛かったら医者に行こう」ととりあえず寝ることにしたのです。「自分がこのまま死んでしまうのではないか」とふと思いましたが、どっちにしろ朝までやっていたので、眠くてしょうがなかったのです。

深夜に忍び寄る恐るべき罠

結局、僕は執筆が忙しく、起きた後も医者には行きませんでした。しかし胸の痛みは長く残り、2週間は消えませんでした。なにぶん執筆のみしていればよかったため、作業に支障はなかったのですが、その間、僕はずっと前かがみで生活していました。

僕は後にあれが日本代表の高原らが苦しんだエコノミークラス症候群だったのではないかと思うようになりました。足を伸ばさず長時間、正座という鬱血しやすい状態で作業をし続けたこと。冬場の寒い時期にろくに暖房器具もない状態で居続けたこと。途中で休憩をほとんど挟まなかったこと。医者にかかっていないので確証は持てませんが、これらが原因で足の血管に血流が溜まり、それが朝、急激に立ち上がったことで一気に押し流され、心臓を直撃したのだと思います

夜中に作業する上での注意点

それ以来、僕は夜中に集中して作業する際に、心がけていることがあります。まずはなんといっても適度に休むこと。1時間やったら、いったん手を止めること。長時間の作業は目にも毒です。そして伸びをすること。足を伸ばすこと。気分転換にもなりますし、時にはラジオ体操をするのもいいでしょう。そこまでの作業結果を印刷したり、これからの流れを検討しながらお茶を飲んで一服すれば、時間も無駄になりません。なにより自然と姿勢は変わります。とにかくいったん手を止めて、姿勢を変えることが大切なのです

また僕はその日からすぐにテーブルをコタツに変えました。足は第二の心臓です。足が冷えていれば血流が悪くなるのは当然です。おかげでそれ以来、僕はあの恐ろしい疑似エコノミークラス症候群にはなっていません。

ですが、今回は変なテンションのせいで、長時間、同じ姿勢で作業をしてしまいました。これも禁を破った報いです。みなさんも夜中に作業をする上では、以上のような点に注意してみてください。きっと効果があるはずです。

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